インデックス | その1:ライブ, 読書, 資格 | その2:開発, 仕事 | その3<この記事>
最近、自分の中でXはじめSNSなど自己発信の情報のあり方について、考えを変えた。
この記事を見ている人がどの程度私「rpaka」のSNSとかの発信を見ているか分からんけど、たぶん「無難」な内容で「数が少ない」という印象なんじゃないかな?ただ、これは実のところ自分がそうしたいと思っているというよりは、自分の中でブレーキ的なのが働いた結果そうなっているんだよね。そのようなブレーキがかかるのは、他人への発信がどのように思われるかが非常に怖いから。
これが気になりすぎて、どのような内容でも羞恥心を感じてしまい、投稿を取りやめるということが非常に多い。結果、まぁこんな無難な内容なら誰にとってもどうも思われないだろう、という内容だけが発信されるようになり、少数の無難な内容のみを発信するようになっていった。
また、こんな考えが深まってブレーキがだんだん強くなっていき、Xのインプレッション強制表示でより見られているという意識が働いて、さらにブレーキが強くなった結果、とうとう投稿を全くできなくなってしまいそうになった。本来発信したいはずなのに、一切発信できないというのはおかしい。
もちろん、公序良俗に違反するような内容とか明らかに多くの人を不快にするような内容ならだめに決まっているし、発信してはいけない。だけど、人の価値観・考え方は多様であり、あらゆる人物にとってポジティブにとらえられる内容というのもまた存在しない。発信をする上ではそのような現実を受け入れなきゃならない。
無難な内容のみの発信、あるいは発信しないというのはたしかに自分に対する印象が悪くなることはないかもしれないけれど、良くもならない。無難というのは、印象が「良い」のではなく印象が「ない」のっぺらぼうの状態。のっぺらぼうなので、誰でもないよく分からない人のままでい続けることになる。発信は人との交流において自分を開示する、知ってもらう重要な側面があるけど、無難な発信はそれに何ら役に立たず、結果として人と仲良くなる機会を失っちゃうことになってしまう。
こんなようなことを考えて、最近は発信のあり方・考え方を見直し、少しずつ発信したいことを発信できるようにしようとしている。特に、自分が好きとか楽しいとかそのようなポジティブな内容については積極的に発信すべきだよね。自分に向けられた発信を考えたとき、どんな些細な内容でも、どんなありきたりな言葉でもやはり嬉しい気持ちになる。好きとか楽しいとかそういった気持ちにさせてもらった、せめてものお礼として、積極的に発信するべきだと思う。
一方、ネガティブなことを取り上げる場合には十分注意しなければならないし、書く場合にはいろいろな面から考える「批評」の一部にとどめたい。ネガティブなことばかりでは、ただ辛い気持ちになるだけ。ネガティブなことと、ポジティブなこと、どうしてそう思うのか、どうするのが良いと思うのかまで含めて建設的な内容であれば有益であるから発信してもよいかもしれない。また、比較・格付けは危険であるため、なるべく発信を控えたい。それは優劣を付けるということであって、劣っているとしたものについては、やはりネガティブな発信となる。特に格付けについて、最も優れているものに対し、それ以下は全て劣っていると評価したとも見れる。これも発信する場合には建設的な内容にするべきと考えている。
ただ、そもそもこれには短文投稿しかできないXのような媒体は向かない。書くとしたら雑記かな。Xは短い内容をリアルタイムに投稿していくような使い方が基本であり、上記のような長文で書かないといけないと考える内容の発信はできない。この記事を見ればわかるように、自分は特になんでも長く書きがちであるから、この点についても注意したいと思っている。
「発信」節で書いたように、最近自分の中でこうしたほうが良いというルールが増えてきたんだよね。わざわざルールとみなさなくとも、あらゆることについて自分なりのなんらかの基準をもって判断している。しかし、ルールと改めて認識して、なぜそう考えるのかをまとめてみると自分なりの価値観が浮かび上がってくる。これを明らかにしておくことによって、未知のことや判断が難しいこと、なんだかもやもやするというようなことを考える時に、道標になる。こう考えて自分なりの規定集を作成し、徐々に加筆している。
規定は自分が守りたいと思うことはなんでも、抽象的なことから具体的なものまで色々ある。生活のこととか、趣味のこととか、仕事のこととか・・・色々な項目を作った。例えば、”HB-C:趣味「ライブ参加」に関する規定”では、支出に関してなどかなり具体的な内容を記述している。守らないと本当に破産しかねないので。
また、なるべくなぜそう思うのかを書くことによって自分の考え方や価値観を把握する助けになるようにしている。これは書く時点で効果があるけれど、考え方は常に変化するので、その時点での考え方の記録になる。日付を付け加えることで、考え方の遍歴がなんとなく掴める。
規定と書くと、なんとなく縛り付けるようなイメージがある。しかし、私の場合はむしろ逆と感じている。このような規定を作成する前の方が縛る付けられつつある感覚だった。規定を作ろうと作らなかろうと、私はかなり些細なことでも自分なりのルールをなんとなく持っている。その背景には価値観から来るなんらかの理由があるが、文に書き起こして明確にしないとなんとなくのままルールだけが残る。そしてだんだん、なんとなく自分を縛っていくことになる。規定を作ることで、そのなんとなくの理由を明らかにして見直すきっかけになる。上記の「発信」節に書いたような発信についての考え方がその一例。これも規定を作成する中で考えたことの一つなんだよね。自分のルールを規定として一度明文化し、その背景にある考え方、価値観を整理する。その上で、そのルールが適切なのかを検討して、ルールを見直すかそのままにするかを考える。どちらにしても納得感をもって自分の行動を決めていくことができると思った。
最近、自分の生活に関するデータを収集して可視化する仕組みをちゃんと作りたいと考えている。具体的には、金銭関係(収入・支出・予算)・ライブ参加関係(支出・参加ライブ明細など)・時間管理(各事象の発生時刻・開始〜終了時刻)を記録し、集計・可視化する仕組みを作りたい。
上記はいずれもExcelシートでざっくりと管理して把握しているけど、あくまでなんとなくの傾向しか掴めていない。それで特に生活に支障が出てないので別に問題はないけれども、詳細に把握できると将来の計画が立てやすくなる。例えば、金銭関係で言えばちょっと高額なものを買ってしまってもいいか、このライブに行ってもいいかといった判断の役にたつ。これはライブ予算管理について、Excelシートのざっくり管理でもある程度効果を感じている。また、これまでの実績を振り返って改善できるポイントを見つけるのにも良い。時間管理については、その側面を期待している。「開発」節でも書いたが、特に平日の夜になんだかんだで時間が経ってしまい、今書いているような記事を書くとか、個人開発をするとかが全然進まない。じゃあなににそんなに時間をかけているのかを振り返っていてもよく思い出せない。なんとなくだらだらしているような気がするのだが、それにどれだけ時間を使ってしまっているのかが見えない。こういった時間を明確に記録して振り返り、短縮して使える時間を増やし、個人開発などの作業を進めることを習慣化していきたい。使えるお金・時間は有限なので、これを有意義に使うためにはこのような管理が必要であると、最近特に思う。また、上記の規定で定める具体的な基準を達成するためのツールとしても使える。
それで実現するための仕組みについて、まずお金の記録についてはMoneyForward、時間の記録についてはToggl Trackで既に行っている。ただ、MoneyForawrdについては記録項目やカテゴリが適当であり、各項目のカテゴリ割り当てもきちんと行えていないためそこをしっかりする必要がある。また、Togglについては記事を書くとか個人開発をするとかの作業については記録しているけど、これに加えて寝るとか食べるとかそういった生活のあらゆる事象を記録するようにし、基本的には24時間をすべてなんらかの事象に振り分けるように記録するようにしたい。仕事については仕事用で別に作ったToggl Trackアカウントで既に内容を記録しているけど、仕事は仕事として内容までは考慮せず振り分ける。予算の設定などはひとまずデータベースを直接いじる。
生活の時間記録
仕事の時間記録
これらをデータソースとして一元的に集計・可視化を行えるようにするため、既にFarPointなど自分管理のアプリケーションで利用しているPostgreSQLサーバにデータを貯めるようにする。MoneyForwardについてはCSV出力機能、TogglについてはAPI経由で定期的にデータを取り込む。また、集計用のViewを作成した上で、ダッシュボードOSSであるGrafanaを利用して集計値の表示・推移を表示する。Grafanaはクエリさえ書ければ、柔軟にグラフなどを表示する綺麗な画面を爆速で作れるのでとても良いのでおすすめである。Viewの各項目の意味を管理するためViewの作成はdbtを利用して行ってみたいと考えている。
発信内容のすべてについて、あくまで私個人としての発信であり、私の所属団体等とは一切関係ありません。 発信内容についてのご意見等がある方は、下記の公開コメントフォームか匿名送信用フォーム「FarPoint雑記に関するご意見」より送信いただきますようにお願いいたします。